三島が説く恋愛論
三島由紀夫が書いた恋愛講座。非常にユーモラスあふれる記述もあって読者を退屈させない。三島が書く恋愛論とはどのようなものなのか興味をそそる内容になっていると思う。私もその興味を抱いて購入した一人。本書で私が興味を持ったのは「第8講 同情と恋」である。 三島によると、同情から愛情へ変化するときは多くある。その場合、対象者に魅力が存在していなくてはならない。また、同情を戦略的に利用する人々も存在し、その戦略性を見破られないようにしなくてはならないとも書かれている。 この本で三島は「同情や恋愛」に関してだけではなく、多くの興味深いテーマを論じている。本書の読者には楽しいと感じる人、すばらしい恋愛本だと感じる人、三島の表現力はすばらしいと感じる人など多様な視点がありえる個性を持った本のように思える。
筑摩書房
私の遍歴時代―三島由紀夫のエッセイ〈1〉 (ちくま文庫) 反貞女大学 (ちくま文庫) 三島由紀夫の美学講座 (ちくま文庫) 肉体の学校 (ちくま文庫) 三島由紀夫レター教室 (ちくま文庫)
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