バブルの歴史―チューリップ恐慌からインターネット投機へ



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バブルの歴史―チューリップ恐慌からインターネット投機へ
バブルの歴史―チューリップ恐慌からインターネット投機へ

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2007年におけるバブル崩壊

私は、ネットバブル崩壊後の
2001年に本書「バブルの歴史」を読む機会を得ました。

おかげで2005年から2007年にかけての
「世界的好景気」をバブル学的視点で
眺めることができました。
「バブルは突然弾ける」というのも
過去における歴史的バブルと同じでしたが…
次のバブルも世界のどこかでまた発生するのでしょうから、
この本の内容が古びることは当分の間ないわけですね。
題名通りの

バブルの歴史です。ヨーロッパのバブル、アメリカのバブル、
そして記憶に新しい日本のバブルについて書かれています。

この本を読んで個人投資家がインターネットを介して株の売買を行う
現在は、バブルではないか(少なくともアメリカでは)。
FRB議長だったグリーンスパン氏や現議長のバーナンキ氏が信奉して
いるノーベル経済学賞受賞者の故フリードマン氏の主張が紹介され
ているのですが、それに基づく政策って本当に正しいのか?
世界恐慌は再び現れないのかなど考えさせられました。

特に金融派生商品(デリバティブ商品)にはリスクを少なくするの
ではなく逆にリスクを拡大するものもあるのも知りました。
とかく、複雑怪奇な世界の金融状況、何かの拍子に崩れ去るのでは
ないかと不安にさせられた一冊です。

歴史は繰り返すが???

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期待通りのイギリス人の好著

訳者あとがきに、「バブルと暴落の物語は、経済の歴史のなかでも、とりわけ面白い人間ドラマだと思う」とある。私は、この本を読んでただちに、「経済史」「証券史」「金融史」といったキーワードで本を探したほどだった。

経済、とくにマーケットについてのイギリス人たちの書き物はどうしてこう安心して読めるのだろう。やはり、「経済」といい「市場」といったところで、所詮は人間の営みなのである。その視点が、しっかりしているのだろう。日本のバブルに言及した章では、「おいしい生活」というCMコピーが引用されている。このコピーは本格的なバブル生成前だったが、日本人の大勢にとって「欲まみれ」を受け入れる準備が万端整っていたことを示す風俗史の一コマだった。ごく小さな一例だが、こうした挿話の使い方ひとつにも、著者が見るべきところを見ていたことがよくわかる。なお、著者には投資銀行勤務の経験もある。
歴史は繰り返す

「情報を吸収し、発信し、広める力という観点で見れば、人生が二倍になる。…地方ごとの違いと対立を生み出している偏見と狭量が、この高貴な発明によって解消されていく。」これは現在のインターネットを言っているのではない。19世紀半ばの鉄道熱の際のイギリスの新聞記事である。本書は、17世紀オランダでのチューリップ投機から1980年代の日本のバブルまで、世界のバブルがなぜ起こったか、それがどのように崩壊したかを興味深く解説している。本書を読んで思うのは、人間というのは性懲りもなく歴史を繰り返しているということである。本書は99年に出版されたものであるが、その後のITバブルを確実に予言しているし、将来また世界のどこかでバブルが起こることも暗示している。



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