「なまけ心」に効くクスリ プロカウンセラーが教える「ダメな自分」の救い方 (ソフトバンク新書 48) (ソフトバンク新書 48)



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「なまけ心」に効くクスリ プロカウンセラーが教える「ダメな自分」の救い方 (ソフトバンク新書 48) (ソフトバンク新書 48)
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身近な道具として読んでみる。

本屋の書棚には「自己啓発コーナー」というのがあって、並ぶ本のタイトルをざっと見ると、どれも「すぐに」とか「簡単に」とか、もしくは「生まれ変わる」とか「○億円」だとか、インスタント食品か宝くじのコピーみたいな言葉が並んでいる。
手にとって中身を見ると「読んだ後は何も記憶に残らないだろうな」とか思う。
それでもそういう自己啓発本を読むということは、そういう本を読もうとしているって前向きな姿勢に意味があると思う。
ただ、どれも若干高い。

本書はサブタイトルに「「ダメな自分」の救い方」ってあるとおり、自己啓発って言うには若干目標が低いとこに設定されてる。
日常にありふれる「ダメ」を40くらい並べて、それぞれカウンセリングしています。

自分の「ダメ」を治したい人は、本書から自分に一番近い「ダメ」を探して、またそのカウンセリングの中から一番ピンとくる言葉を探せばいいかも、ですね。

ちなみに僕は主婦のダメのカウンセリングから「感情を意識せず、体だけを動かしなさい」を選びました。
これ良い言葉です。
実は奥が深い

パラパラっと読むと、「なんだいつもの相談室形式のカウンセラー本」よくあるやつ!と思ってしまいます。しかし、よく読んでみると、森田療法やマズローの5段階欲求の話などが出ていて、いや、意外と予備知識必要かもと思いました。でもこういう本を買われる方って私もそうなんですけれど、大分こういうことにくわしいですよね。だから平気平気。
印象に残った点は、何もしたくなくて、どうしても片付かない、やる気がない、疲れているとき、「心とは関係なく行動を始めてみること」これが森田療法の極意。とわかるとなるほど!となっとくしてしまいました。あとは実行あるのみです。
それと「燃え尽き症候群」のことが書かれていまして印象的でした。マズローの5段階欲求が用いられて説明されているのですが、日本人は第2段階までは満たされている。3段階の社会とかかわりをもつこと、これがまずできて、次にみんなに認められたい。さあ、みんなに認められて自分でもある域に達した、と思うと「燃え尽きて」しまうそうです。その先5段階目の「自己実現」を目指さないとこの危機は抜けられないようです。人にほめられるわけでもなく自分を磨く。よくわからないなあと思っていたら、イチロー選手の話が出ていてわかりやすかったです。イチローはみんなに認められたいから野球を続けているのか。それだったらもう当に認められているから野球をやめているだろう。そうではなくて、それをこえる、「自分としての目標、理想」を追い続けているから野球をやっているのだ。このイチローの状態が5段階目だろうというのを読んで妙に納得しました。「燃え尽きて」しまったひとは、「自分の理想像」をめざすというほうにモチベーションを変える時期に来ているのだと本書はときます。
とってもやさしい、話調で書かれているので、読み落としがちですが、よく読むと奥が深いです。
怠けてました

づばり人間の心理を捉えてました 解決策が痛快明晰
まあ新書ですしね…

正直に言うと読んでいて、
相談者の苦しみに寄り添って一緒に考えるというより、
相談者の田舎の両親が喜びそうな良心的で常識的とされる枠を提示しているようにしか思えませんでした。

俺がもし同じこと相談してこの回答が返ってきたら、
笑顔で御礼は言いつつも二度と相談しないと思います。

マズローの話がでてきますが、
大学の講義の参考文献で読んだマズローの「人間性の心理学」では、
「自己実現者は文化に組み込まれることに抵抗している」という一文がありました。
だから本文中での引用の仕方には何か違和感があります。
階層の最上位に位置しているとはいえ手放しで美しく素晴らしいといえるものでなく、何かもっとデーモニッシュなものではないでしょうか。

この本を読んで救われる人とは、
悩んでいる本人ではなく、その人が悩んでいることに悩んでいる周囲の人でしょうね。

「ほら、本にもこう書いてあるよ」と。

心の軸を整理してくれる一冊

悩みに対し、心理カウンセラーからの回答という形になっている本。その回答は当たり前のことが書かれているものの、基本的な心の持ち方や行動のとり方がたいへんわかりやすく表現されている。アカデミックなことを求めながらも、基本的なことが出来ていないことが多い中、このようにダイレクトに語りかける内容の重要性は高いと感じました。人間関係、仕事、家族、自己洞察などにたいへん応用の利く内容だとも思います。カウンセラーにしては少々辛口の回答もあるかと感じましたが、このぐらい直接的なほうが軸がはっきりするような気もします。



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